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フッ素塗布について

当院では、虫歯予防の一環として、フッ素塗布を行っています。11014e805aa32e62f35fdb6368657c5b_s

虫歯の原因菌が出す酸などによって、歯の表面にあるエナメル質のカルシウムやリンが溶けてしまいます。通常は、唾液が溶けてしまったエナメル質を元に戻す働き(再石灰化)をします。この再石灰化を促進させるのがフッ素塗布になります。再石灰化が促進されることで、虫歯になりにくい歯を作ることができます。

フッ素塗布は定期的に行っていただくことをお勧めしていますが、フッ素入りの歯磨き剤や、フッ素入りのうがい薬等を合わせて日常的にご使用いただくことで、より虫歯になりにくい歯を作ることができます。当院では、より効果の期待できる、歯磨き剤などもご紹介しています。

また近年では従来のフッ素(フッ化物)配合歯磨剤に対する考え方が従来とは全く変わり、積極的な応用が推奨されています。

下記に日本口腔衛生学会 フッ化物応用委員会発行のフッ化物配合歯磨剤の新しい考え方や年齢別応用量などのガイドラインを紹介します。

  • フッ化物配合歯磨剤に対する考え方の新旧比較
変更点 現在・将来 従来
位置づけ 積極的な予防剤 歯磨きの補助剤
う蝕予防効果 歯ブラシ<フッ化物配合歯磨剤 歯ブラシフッ化物配合歯磨剤
応用法 フッ化物配合歯磨剤の応用重視 ブラッシングテクニック重視
ブラッシング開始年齢 乳歯の萌出直後 うがい可能な年齢
使用年齢 生涯にわたって 小児期(永久歯の萌出終了まで)
応用量 0歳から成人まで年齢に即した応用量 特に既定なし
フッ化物イオン濃度 0歳から成人まで年齢に即したフッ化物イオン濃度 特に既定なし
ブラッシングのうがい 5~15mlの水で1回のみ 歯磨剤が口腔から消失するまで何回も
  • 年齢別使用量について(2023年1月発表の4学会ガイドラインにて変更がありました)
年齢 使用量 歯磨剤のフッ素濃度 洗口その他の注意事項
6ヶ月(歯の萌出)~2歳

米粒程度 (1~2mm)

1000ppmF

(日本の製品を踏まえ900~1000ppmF)

就寝前も含めて1日2回歯磨きを行う

900~100ppmFの歯磨剤をごく少量使用する。歯磨きの後に歯磨剤をティッシュなどで軽く拭き取っても良い

3歳~5歳 グリーンピース程度(5mm程度)

1000ppmF

(日本の製品を踏まえ900~1000ppmF)

就寝前も含めて1日2回歯磨きを行う

歯磨き後、歯磨剤を軽く吐き出す、または少量の水で1回洗口する

5歳~成人・高齢者 歯ブラシ全体(1.5~2cm程度)

1500ppmF

(日本の製品を踏まえ1400~1500ppm)

就寝前も含めて1日2回歯磨きを行う

歯磨き後、歯磨剤を軽く吐き出す、または少量の水で1回洗口する

 

引用元資料はこちらです。
1613745

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